来年度の御祈願と抱負を組むことを終えるタイミングについて

こんにちは。本日11月24日になりましたが、前年度の御祈願文書はどのようにすればいいですか?というご連絡を今朝いただいたので久しぶりにブログを立ち上げました。
まずは 前年度の御祈願文書 とはなんだ?という方もいらっしゃるかもしれません。
来年度の抱負のお詣りをする際、きちんと文書で書いて持っていくことが良いとされています。
神様にしっかり伝えることができること、自分自身が書くことで身を引き締められること。
神様の名前(天照大御神様)今年度の感謝の言葉、来年度の抱負、願望、名前、住所、日付便箋でもいいので二枚書き、お詣りに持っていき一枚は神棚(自宅)に保管。一枚はバッグにいれて持ち歩く。
ここまで出来たら完璧です。
来年度の神様への抱負と今年度の感謝参りをお伝えすることについては、前年の11/24までに、お詣りをすると良いと言われております。
出雲大社の神在月ですが今年の神在祭は11月14日~21日でした。
一般に旧暦10月を「神無月」と申しますが、これは全国の村々里々にお鎮りの神々が、1年に1度、目には見えない「神事(かみごと)」を司られる「大國主大神」さまがお鎮りになります出雲大社にお集いになられ、人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ会議「神議(かみはかり)」がなされる故事に由来します。それゆえ、古くより出雲地方では旧暦10月は神さまがお集いになられる月ですので「神在月(かみありづき)」と申しております。
出雲大社HP
この時期に八百万の神様が出雲に集い、今年はどうだった、来年は、、とおしゃべり会をします。
ここで神様たちも来年に向けて志切り替わるのですね。
ですのでこの辺りに皆様も今年の整理はしましょうかというお話です。
昨今は初詣で年内の抱負をお伝えするかたが多いようですが、基本的には初詣はこの11月24日までにお伝えしたことの再確認が出来ればいいです。
冒頭に書きました前年度の御祈願文書はどのようにすればいいですか? ということですが、私自身は先週家族でお礼参りを終え(その際は前年分と今年の分を持っていきます)この日から来年度のものに切り替えます。
前年度の紙は、例年12~1月にかけて境内に出てくる古神札納め所にて処分する(お守り以外×など神社によります)かどんど焼きに持参してもいいです。
年が変わりどんど焼きまで両方持参していますという方もいらっしゃるようなので、もしもされる方はご自身で毎年のルーティン化するといいかと思います。
出雲大社の話が出たので余談ですが
出雲大社で60年に一度しか手に入らないお守りがあるのはご存知でしょうか?
全国にある出雲大社の中心地である、島根の出雲大社は、60年に一度、神殿を新たに作り直す「遷宮」を行うことで知られています。
前回の遷宮は平成25年に行われ、全国的に大きなニュースとして取り上げられました。
三重県の伊勢神宮も同じように20年ごとに遷宮を行なっていますが、この年は、日本を代表する二つの神社の遷宮が重なった、たいへん珍しい年となりました。
1953(昭和28)年以来60年ぶりのダブル遷宮でした。
この年の2社はパワーがあふれていると言われていましたよね。
この平成25年の出雲大社平成の大遷宮を記念した、その名も「蘇守(よみがえりまもり)」です。
勿論というのもおかしいですが私自身はこの式年遷宮の年には出雲と伊勢どちらも参拝しています。
平成の大遷宮の蘇守
次回の出雲の遷宮は私はお目にかかれないと思いますが、伊勢は令和15年の予定だと思われます。
また、御守りについてですが私自身気に入ったお守りは自宅に置いています。
可愛いものは多く買い友人にあげたりもしています。
お守りを年に一つだけしか買わないようなこともせず、直観でほしいと思ったお守りは買いますし、特に制限はしていません。(写真後ろはほんの一部で伊勢の御守りだけで8個ほどあります)行くたびに買うと増えすぎてしまいますよね。
ですので近場や氏神様で買う毎年のお守りや古くなったものは 古神札納め所にてお礼参り、処分をしています。(同じ神様であれば)神様も派閥があるんですね。
御守り自体持ち歩くのもその時の気分次第だったりします。
今年もあと少しですね。九星でいう旧暦の節入りはまだもう少し先ですが、世の中の人の動きは年末に向けて忙しくなると思います。
十二月尓者 沫雪零跡 不知可毛 梅花開 含不有而 (巻八の一六四八 紀小鹿郎女)
十二月(しはす)には 沫雪(あわゆき)降ると 知らぬかも 梅の花咲く 含(ふふ)めらずして
【梅の花は十二月(しはす)に大きな牡丹雪が降るということを知らないのかしら。気が早いのね。もう、ちらほら咲き始めているわ。何もそんなに急がないで蕾のままでいればいいのに。】
古来から普段どっしりと構えている師僧さえもバタバタと忙しくなる時期、けれど忙しくていいことって特になし。
お礼参りや来年度の抱負を早めに決めゆっくりと年の瀬を迎えるのもいいのではないでしょうか。
長文お読みいただきありがとうございます。
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